2019 夜の生き物観察会
夏休みも残りわずかということで、夏ならではの体験がしたいと思い「夜の生き物観察会」へ行ってきました。
このイベントは、夜の鳥獣保護区で昆虫などそこに住む生き物の観察をする会です。
19:00~21:00とちょっと時間は遅いけれど、せっかくの夏休みなので特別に^^
真っ暗な中、懐中電灯を持って鳥獣保護区へ入っていくと・・
まずいたのは フナムシ !!
海辺の近くのコンクリートにさわさわさわーっと💦崖の上のポニョの一場面を思い出しました。
普段なら気持ち悪いと思うところですが、案内してくださるの方々の説明を聞きながら見ると、不思議とその気持ち悪さは半減し、純粋に生き物として見ることができました。
フナムシを見ています
子ども達が着ているのは虫よけパーカーです。羽織るだけなので虫よけスプレーの様な匂いもないし何度もつけなおす手間もかからないので、重宝しています。
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少し歩くと、今度は木に登っている10㎝位のカニを発見。
クロベンケイガニ です。
お腹がおにぎりのように三角形なのが雄。まあるいドーム型なのが雌だそうです。
ちなみにこれの赤バージョンが ベンケイガニ とのことです。
足元にもたくさん歩いていて、私たちが近づくと直径5cm程の穴にヒュッと隠れていました。
クロベンケイガニの雌
お次はセミの羽化です。闇の中に照らされる幼虫は、少し黄緑がかった白色で、まるで光っているように見えました。まだ体が固まっていないので羽を広げた格好で、とても神秘的でした。
おもしろいクモもいました。まるで針葉樹の葉のように細い オナガグモ です。
大きさも3㎝くらいで、言われなかったらクモの巣にひっかかっている葉だと思うでしょう。
でもこのクモ、見かけによらずクモを食べるらしいです・・・
(うまく写真に納められませんでした💦)
また少し歩くと、木の上に ハラビロカマキリ がいました。
私が子供の頃よく見ていたカマキリはスリムなものが多かったけど(大カマキリかな?)、最近はこのハラビロカマキリばかり見かけます。
次に見たのは オニグモ です。まるで絵にかいたような立派なクモの巣を張り、体は丸っこくて大きい。3、4㎝くらいかな。色は灰色っぽくて、巣にかかったセミを食べていました💦
これが自然とわかりつつも、大きめの虫のリアルな姿につい眉をひそめてしまいました。(ちょっとあれなので写真は控えますm(__)m)
ギンヤンマ
白い幕を張り青白いライトで照らした仕掛けも見に行きましたが、アブラゼミが多く、次いで小さな虫、蛾、時々ハチなどがいました。
ここで知ることができたのは、アブラゼミの雄雌の見分け方。
捕まえた時に「ジーッ ジーッ」と鳴くのがオス、ひっくり返すと胸?の辺りに割れ目があり、そこから声がでていました。
一方、捕まえても鳴かないのがメス。オスの様な割れ目はなく、おしりの辺りに卵管があります。
息子も興味をもって話を聞いていました。早速翌日、家の前に落ちているアブラゼミを見つけて、突っついて、鳴いたら「これはオスだ!」と得意そうに言っていました。
丁寧に説明しながら子ども達の質問にも答えてくださり、生き物を間近で見せながら案内してくださった方々、本当にありがとうございました!
小さな事でも、実際に見て知っていることがあると思い入れが違うと思うし、子ども達には体験したことで何かを感じてくれたら嬉しいなぁと思いました。